書院は、国王が日常の執務を行った建物であり、取次役や*近習(きんじゅう)などの側近のスタッフがその周辺に控えていました。
*三司官は取次役を通じて国王に面会し、報告を行うと共に指示を仰いでいました。
また、中国皇帝の使者(冊封使)や那覇在住の薩摩役人を招き、ここで接待することもありました。鎖之間は王子などの控所であり、諸役の者たちを招き懇談する施設だったといわれています。
*近習(きんじゅう):国王の側近で、取次役などを行う役人。*三司官(さんしかん):国王を補佐する大臣クラスの役人3人制で司法、法仕官とも言う。
※文書及び写真は、首里城内パンフレットより抜粋。